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緊急入院・・・(その3) 

 一旦帰宅し、思いついたものを揃えながら1時間ほどで病室に戻る。
「ちょっとー、あーちゃんおっぱい飲んだよ」
「えっ? 本当?」
「うん。さっき2本目の点滴に切り替わったんだけど、その時ベッドに寝かせたらもうバンバン寝返り打ち始めて、試しに『おっぱい』ってベイビーサインしてみたら切ない顔して『欲しい』って手を伸ばしてきたから・・・」
「飲んだの?」
「うん。何事も無かったみたいに」
 良かった。とりあえず、良い方に転がり始めた。でも“ケロっと”しててもあかちゃんはまたすぐに容態が変わることも珍しくないという。安心は出来ないけれど、嫁さんもずっと付き添えるんでその分、気が楽になる。
 まだ喉は気持ち悪そうだし、熱も引かないけれど、時折頬がほころび、エクボもちらほら出るようになった息子に心が安らぐ。


「あかちゃんの様子はどうですか?」
「晩飯に弁当でも買って来ようか」と嫁さんに尋ねた矢先、先生が回診に来てくれた。そろそろ勤務終了なのだろう。面会終了時間までおよそ1時間半といった時間帯のことだった。
「点滴の効果が出たみたいで少し元気が出てきました。さっきはおっぱいも飲んでくれました」
「それは良かったですねぇ。レントゲンの結果なんですが、胸に変な影はありませんでした。音も大丈夫でしたしね。血液検査の結果なんですが、口内炎は凄いんですが血液中の炎症反応は大してひどくありません。このまま様子を見られて大丈夫かと思います。ただ・・・」
「どうしたんですか?」
「ちょっと貧血気味みたいです。このくらいのお子さんだったらヘモグロビン値が10くらいあっても良いんですけど、8.5しかなくって・・・。まあ特別珍しいってわけではなく、急激にグングン身体が成長して行ってる最中ですから、ヘモグロビンが追いつかずに欠乏したみたいな感じになっているんです。これに関しては今回退院を迎えられる時に改めて診察して、鉄剤のシロップを飲むようにして行けば心配要りません。2、3ヶ月飲み続けることになりますけど・・・」
「鉄剤って、やっぱり便秘気味になっちゃいますか?」
 間髪入れない鋭い質問に、一瞬先生がたじろぐ。
「そうですね。鉄剤を飲んでる間はどうしても・・・」
 あくまでも“看護師”という正体を明かさずにひたすら“母”だけで在り続けようとする嫁さん。多分、正しいんだと思う。同室の子の状態をそれとなくチェックしつつ、おせっかいな態度をとることは避ける彼女。何か有った時に対応出来る心構えが有れば、それが“プロ”なんだと思う。そこが自分の“持ち場”でないのならば、それこそが正しいんだろうと思う。


 俺はとにかく安心して買出しに出掛けた。やがて、説教されるくらいの食料と飲料とを買い込んで面会残り30分を切った病室に舞い戻る。
 肩の荷が軽くなった嫁さんがあーちゃんに携帯電話のカメラを向ける。それもまあいいか。
 お父さんは今夜は一緒に居れないけれど、ぐっすり寝て、早く完全復活するんだよ♪

  
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 おてての管が気持ち悪くて邪魔だろうけど、あんまりいじっちゃいけないよ。





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 おうちからチェーンを持って来てあげるから、ウイルスの野郎をぶっ飛ばしてやんな!





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 とにかく今日はゆっくりして、たっくさん元気を充電するんだよ♪



 すっかり気を緩め、携帯電話でニュースサイトを眺めていたら“甲斐バンド再結成!!”の文字が眼に飛び込んで来た。
 まったく、甲斐さんったら・・・。
 何度でも、何度でも、“再”結成して下さいな。
 

 どうか一日も早くあーちゃんが全快致しますように。





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[ 2009/07/23 22:33 ] あかちゃん♪ | TB(0) | CM(0)

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