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哀。 

 この資本主義国家において、金は強大な力を持つ。
 そして時に高尚な人格をも破壊することがある。
 持てる者の話は置いといて、持たざる者、失った者の苦しみや悲しみは筆舌に尽くし難い。
 10年ほど前、そんな辛酸を味わった。
 俺が俺でなくなる恐怖。
 正確に言えば、恐怖なんて感覚すら、麻痺して砕ける。


 三沢選手の悲報から一夜明けると、いろいろな話が漏れ伝わって来た。
 これ以上、稀代のプロレスラーの苦悩を明かす必要があるのか。 
 プロレスに関わった者なら誰が考えたってわかるようなことを、わざわざ世間様の前でひけらかす必要なんてないだろう。
 それでプロレスが再び盛り上がるならまだしも、残念ながら御涙頂戴話で染めたところで、再び興るとは思えない。
 誰もが惚れ、畏怖し、尊敬するような、凄いカリスマがまた現れない限り、難しいことに思える。



 プロレスラーを志した瞬間から哀愁は付きまとう。
 自らを虐め抜き、鍛え上げられた筋肉を手に入れようとも、その体躯を真に輝かせるためには必ず誰かの技を受けねばならない。
 それがリングの掟だから。
 痛み無くして試合は成立しない。
 そして栄光や金を実際に掴み取る者なんて、皆無に等しい。
 常人にはそれが幸せな生き方だと感じる者は居ないであろう。
 なのに、それでも惹きつけられてしまった者は、この類稀なジャンルを覚悟して愛さねばならない。

 時に、己を投影させたヒーロー・ヒロイン達は、非業の死を遂げる。
 何度も何度も味わった悔しさ。
 概して若さを宿したまま、とても哀しく、惨めに、あっけなく逝っちまう彼ら・彼女ら。
 どんなエンターテイメントよりもケガや死と隣り合わせに成立している因果な商売。
 そんなしんどい世界だから・・・・・・。
 上手く言えないけれど、俺は死ぬまで愛し続けなければいけないのだろう。

 あの頃のように熱狂的に偏執することはもう無いのかもしれないけれど、そっと、そっと、いつまでも・・・・・・ひっそり愛し続けていきたいと俺は思う。




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[ 2009/06/16 23:58 ] 格闘技 | TB(0) | CM(0)

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